地名と地盤の関係

コラム

ホームインスペクション大分から

ホームインスペクション大分の住宅調査を依頼され、お客様には瑕疵で一番気をつけなくてはいけないのは

地盤沈下による、家の傾きです。と説明します、雨漏りや白蟻被害などは、リフォームすれば良くなりますが、地盤沈下で家の傾きを元に戻すのには、多額な予算が必要になります。だから地震には特に気をつけて下さい。

参考ですが地名と地盤は関連性があります。
昔からその土地の名をみれば「地震で崩壊する土地」がわかると伝えられています。 歴史的な災害が起きた地盤を、後の世の人に伝えるために、昔の人たちは警告として土地に名前をつけたのだそうです。
これを「崩壊地名」と呼びます。弱い土地には、警告の意味をこめてつけられた名前があるのです。これは、驚きますね。

今から20年ほど前、死者6,400名の犠牲を払った阪神大震災が起こりました。このとき地震により、ひときわ大きな被害をうけた土地があったのです。崩落した阪神高速道路の土地の名は、東灘区の深江本町。「江」という字が使われていました。漢字で「さんずい」のつく名前は、水にちなんだ警告が込められた土地が数多くあります。そう、この場所はかつて海に沈んだ場所。阪神高速道路は、海沿いを走っていたのでした。ホームインスペクション大分から

弱い土地には、地震や水害が起こったという歴史が刻まれていました。
ここで、ぜひ知っていただきたいのですが、今は海・川・沼などが存在しなくても、「水」に関係した漢字が含まれた土地は、買う時に注意しましょう。
地名は自然災害のリスクを知るための、ひとつの「鍵」となります。そこはかつて水辺だった可能性が高いからです。具体的に軟弱な地盤の特徴とされる漢字をあつめてみました。

1.低湿地を示す地名
鴨ケ池、大池、赤沼、長沼、沼崎、新潟、池ケ原など、池や沼がつく場合が多い。

2.湿生植物にちなむ地名
芹田、茅沼、芦原、小菅、菅野、青柳、柳川など、芹・芦・菅・柳がつく場合が多い。

3.湧き水地点を示す地名
小泉、和泉、今泉、清水、井戸、亀井戸など、泉・ 清水・井戸がつく場合が多い。

4.新開地を示す地名
明治新田、下沼新田、笹塚新田、古川新田など、多くは新田がつく。水を引くために、田は土地が低い土地に作る。

5.氾濫を示す地名
押切、袋、大曲、河合など。

6.自然堤防や中洲を示す地名
中之島、堂島、三島、綱島、中洲など、多くは島や洲がつく。



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